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柔らかくてふかふかの寝心地が特徴的な「雲のやすらぎ」ですが、その特徴のせいもあってか「すぐにヘタる」と言う意見もレビューなどで見られます。
当記事では・・・
・雲のやすらぎプレミアムって本当にへたりやすい?
・雲のやすらぎで2ヵ月以上寝た状態の「へたり」や「へこみ」は?
・そもそも雲のやすらぎの耐久性や寿命ってどれぐらい?
・雲のやすらぎが「早くヘタる」原因とお手入れの関係
について詳しくまとめてみました^^
全く購入していない「エアレビュー」ではなく、実際に購入して検証した結果をまとめていますので、「雲のやすらぎのへたり」に関して気になっている方は、是非最後までご覧頂ければと思います。
※尚、雲のやすらぎの総合的な口コミに関してはこちらでも紹介しています。
雲の安らぎを買って2ヵ月半が経過、まだ「へたり」は気にならない。
まず実際に使用してみた感じですが、「雲のやすらぎ」を購入してから2ヵ月半ほどが経過しました。
今現在の状況で言うと・・・
見ての通り、全く「ヘタり」も「へこみ」もなく、かなりきれいな状態です。
雲のやすらぎは裏と表でリバーシブルになっており、秋冬面と春夏面と言う形で季節に応じて使い分け出来ます。
最初に紹介したのが秋冬面で、2ヵ月半の間秋冬面は畳に触れていた期間が長いので、次に身体を支えていた側の春夏面も見てみましょう。
見てもらうと分かる通り、実際にほとんどの期間寝ていた春夏面も全く「ヘタり」も「へこみ」もなく、かなりきれいな状態です。
雲のやすらぎは5層構造になっており、肌触りとしては「ふわっ」とした寝心地ですが、しっかりと身体を支えてくれますし、反発力も結構あります。
なので、これが半年、1年と経過した時に、どこまで変わらないか?は今後も継続して検証していきたいと思います。
雲のやすらぎプレミアムの耐久性ってどんなもん??
ちなみにこの「雲のやすらぎ」、そもそもの耐久性や寿命ってどれぐらいかご存知でしょうか?
価格だけを見るとシングルサイズで39,800円、一番大きいダブルサイズで59,800円と、受け取る人によって「高い」と思う人もいれば、「安い」と感じる人もいそうな値段設定ではあります。
ですが、「高機能マットレス(敷布団)」と考えると、比較される有名なブランドで言えば「エアウィーブ」や「マニフレックス」となり、これらに比べると安いとも言えます。
基本的な雲のやすらぎの寿命と耐久年数
ただ、安いか?高いか?に関しては、「何年使用できるか?」によっても変わってきますので、基本的な雲のやすらぎの寿命や耐久性についても見て行きましょう。
まず耐久性についてですが、公式サイトにもある通り、「80,000回の圧縮試験にて99.9%復元」と書かれており、「へたりにくい」と言う事がアピールされています。
また「生まれ変わりました!」と記載がある通り、以前の雲のやすらぎは「へたりやすい」と言う口コミも多かった様で、その後「雲のやすらぎプレミアム」にリニューアルされてからは、このへたりに関しても改善されている様です。
耐久年数について実際に聞いてみると?
尚、「どれぐらい使用できるか?」と言うのを、実際に雲のやすらぎの販売元である「株式会社イッティ」に問い合わせ所、
という事でした。
ただ、体重やお手入れの頻度など、全ての人に当てはまるか?と言うと、そこは中々難しいようなので、あくまで目安の耐久年数が3年ほどと言う事は理解しておきましょう。
一般的な敷布団やマットレスと比較すると・・・
ちなみに一般的な敷布団やマットレスと比較するとどうなのでしょうか?こちらについても調査してまとめてみました。
この2年前にニトリで購入した敷布団も、来客用と言う事でほとんど使用していなかったからか、そこまで「へたり」や「へこみ」などは見つかりませんでした。
敷布団と言っても素材も値段も様々なので、比較対象を絞るのが難しいのですが、調査した所によると「一般的な敷布団の寿命は3年~5年ほど」と書かれている所がほとんどでした。
尚、雲のやすらぎと比較される事が多い高機能マットレス「モットン」に関しては、以前まで公式サイトに寿命が10年と書かれていました。
「モットン」は雲のやすらぎと全く同じ価格なので、もしこの10年と言うのが本当であれば、「雲のやすらぎ」はあまりコスパ的には良くないと言えるかもしれません。
雲のやすらぎの「へたり」に関する悪評をチェック!
ここまでの内容をまとめると、
・実際に購入して使っているが2ヵ月半では全くへたっていない
・へたりに関しては雲のやすらぎがリニューアルされて耐久性があがった
・雲のやすらぎは基本的に3年ほどは問題なく使用できる
・比較される事が多いモットンと比べるとそこまで寿命は長くない
と言う事が分かりました。
ここからは実際に「雲のやすらぎがすぐにヘタった」という口コミやレビューをチェックしてみましょう。
楽天、Amazonのレビューや口コミを調査しました。
今回は楽天市場とAmazon両方の大手通販サイトでチェックしてみました。
まずAmazonですが、そこまでレビューが入っていなかったのですが、中には以下の様に「すぐにヘタった」という口コミが見つかりました。
ただ、見て分かる通り、このレビュー自体が2013年とかなり古くに書かれていたものとなり、ここから雲のやすらぎは耐久面で改善されているので、そこまで気にとめる様な口コミではないかも知れません。
次に楽天市場のレビューに関してですが、こちらでも確かにへたりに関して厳しい意見が書かれているものがありました。
年齢 性別不明
プレミアムになる前の雲のやすらぎを使っていました。寝心地はよかったのですが、へたってしまっていたので、へたりにくいというプレミアムに期待です。
年齢 性別不明
今回で3枚目の布団です。2~3年で新しく購入で、今回は、前回のものよりへたりにくくなったとの事なので、もう少し長く使える事を期待します。使っていた布団は、腰痛持ちでない家族に回していました。今までのよりも柔らかく感じるのは、新しい布団だからでしょうか?腰の一部だけ沈むということは無いので、ふかふかの布団で快適に寝られています。
上記のように、以前に雲のやすらぎを購入し、「ヘタったので新しいのに買い替えた」と言う人も沢山いました。
また、以前の雲のやすらぎでも「2~3年で新しく購入」と書かれているので、やはりしっかりとお手入れをして使えば、3年ほどの耐久年数は期待できると言う事ですね。
30代 男性
妻の分と合わせて2つ買いました。寝心地は割と固くて、個人的には良いと思います。使って1年ほど経ちますが、妻の方はへたらず、私の方は中央部分が凹んだ形になり、寝返りが打ちづらくなっています。私の体重は70kgぐらいで特段重いわけではないと思いますし、商品紹介に力士さん使ってる割に、このへたりの早さは予想外でした。正直、この程度の物にしてはちょっと高いと思います。
60代 男性
ふかふかは最初だけで、3ヶ月位ですぐにへたりました。今は購入したことを後悔しています。布団を上下に変えても同じです。今ではそのまま寝ると凹み過ぎて腰が痛くなります。口コミ良い事しか見ませんが、理解できません。
上記のように、実際に3ヵ月以内にヘタった人もいるようなので、もしかすると商品によっても若干の個体差があるのかもしれません。
「雲のやすらぎ」は公式サイトで購入すると「100日間の返品保証」がついていますが、Amazonや楽天市場で購入するとこの返品保証の対象外となってしまいます。
なので、万が一3ヵ月以内にヘタってしまった時の事も考えて、やはり購入は公式サイトからがオススメです。
雲のやすらぎが「早くへたる」3つの原因とお手入れの関係
1.「すぐにへたった」と言う口コミと考えられる原因
ここまで沢山の口コミをチェックしてきましたが、「すぐにヘタった」と言う人はかなり珍しいパターンで、考えれる原因としては
・偽物や類似品を間違って購入している
・たまたま不良品にあたってしまった
のどちらかではないかと思います。
私が実際に購入して商品を使ってみた限りでは、「1週間~1ヵ月では絶対にヘタらない」と思える様な、かなりしっかりとした作りです。
本当にこの商品が1週間とかでヘタったと言うなら、それはもう「偽物」か「不良品」なのではないかと思います。
2.使用方法が間違っている
口コミを見ていると、既にヘタってしまったベッドの上で使用していたり、雲のやすらぎの上に更に敷布団を敷いて使用しているケースがあります。
こういった間違った使い方をしていると、すぐにヘタってしまったり、へこみが戻らなくなってしまったりする可能性があります。
3.お手入れ、掃除の仕方が間違っている
あと注意したいのがお手入れの方法ですが、「モットン」や「トゥルースリーパー」などは、高反発ウレタン素材を使用している為、基本的には「天日干し」がNGです。
ですが「雲のやすらぎ」に関しては、羊毛を使用している事もあり、逆に天日干ししなければなりません。
出来れば1週間に1回ぐらいはベランダに出したり、窓際に立てかけるなどしてお日様にあてる必要がありますが、天日干しを全くしていないと早くヘタってしまう可能性があります。
また、羊毛を使用しているので基本丸洗いが出来ないのですが、無理やり洗ったりしているとすぐにヘタってしまうので注意が必要です。
寿命を長くしたいなら適切な手入れが必須!
雲のやすらぎは購入時に「取扱説明書」の様なものがついており、基本的に書かれている通りにお手入れしていると、すぐにヘタるという様な事もないかと思います。
ただ、商品が届いた嬉しさから「すぐに寝たい」という気持ちが勝ってしまい、この説明を読まない人も多いようです。
※こちらも併せて読むと雲のやすらぎの寿命が延びるかも知れませんよ♪