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腰痛対策マットレスとして人気のモットンですが、もちろん購入者全員が満足するわけもなく、中には返品や交換する人もいます。
ですが、そんな返品した人や交換した人はネット上を探しても中々見つからず、あまりモットンマットレスのデメリットに関しては本気で語られていません・・・。
これは大きな闇の組織の力が働いているのか・・・ってそんな事はなく、普通にデメリットも7つ程あるので、今回はそんなモットンの「悪い所」を中心に記事にまとめてみました!
モットンマットレスの7つのデメリットまとめ!
よく買ってもいないのに「メリット」、「デメリット」を商品ページだけ見てネット上に公開しているサイトもありますが、「安心してください!」私はモットンマットレスを2つも購入している強者?なので、しっかりと体験に基づいたリアルなメリットとデメリットをお伝えさせて頂きます。
(※2つもモットンを購入した経緯については、また今後詳しく記事にしたいと思いますw)
では早速モットンマットレスをデメリットと共に、盛大にこき下ろして行きたいと思います!
1.届いてすぐのニオイが気になる・・・
まずモットンマットレスですが、口コミでもたまに見かける通り、届いてすぐはあまり良いニオイはしません・・・。
特にモットンが入っている段ボール、これが空調のない倉庫で管理されているのかメッチャ臭いです(苦笑)
この段ボールですね・・・↓
更に、私は全然臭わなかったのですが、モットンマットレス自体も妻は化学臭?のようなニオイが気になったらしく、袋から出すなり早速窓を開けていました(笑)
段ボールに関してはマットレスが入っていたものとなるので中々大きいサイズだし、我が家は集合マンションなので、月に2回しか段ボールの回収に来ないので、捨てるまで臭くて中々大変でした。
2.高反発なのに思ったより柔らかい!?
腰痛には高反発マットレスが良いと一般的に言われていて、更に腰痛対策マットレスとして人気のモットンなので、購入前はさぞかししっかりとした造りで、身体をしっかり支えてくれるものだと思っていました。
実際届いた時に以下のようにダンベルを乗せてみると、かなりしっかりと支えていたので期待したのですが・・・。
最初に寝た時に「えっ!?高反発なのにこんなに沈むの!?」と感じてしまいました。
これはモットンを購入する前に、厚みが5cmの高反発マットレス「トゥルースリーパーセロ」で寝ていたからかもしれませんし、あくまで個人的な感想ですが、標準体重である私でこんなに沈むのであれば、体重が重めの人はモットンは向かないのではないかと感じました。
3.丸洗いが出来ず、お手入れが面倒
ウレタンマットレス全てに言える事ですが、モットンも例に漏れず、やはり丸洗いが出来ないのが大きなデメリットと言えるかも知れません。
お手入れに関しては、
・毎日起きた後に立てかけて、換気する
・2週間に1回程マットを前後、上下させてローテーションする
・モットンマットレスの下に除湿シートや防湿シートを敷く
などをしないと、耐久性の高いモットンにもカビが生えてしまい、早めに寿命を迎えてしまう可能性があります。
マメな人はそこまで苦にならないかも知れませんが、お手入れが面倒なのはやはりデメリットとなります。
4.押し入れに直すのが大変(重い、三つ折りじゃない)
これもトゥルースリーパーと比較しているからかもしれませんが、モットンは厚みが10cmあるので、正直な所押し入れに直すのが若干面倒です。
(※私が持っているトゥルースリーパーセロは厚みが半分の5cmしかありません。)
特にモットンは1枚物のウレタンマットレスなので、たたむ際に購入時に付属する専用のベルトで止める必要があります。(※以前はゴムバンドが付属していたようです)
慣れてくると結構簡単に直せるのですが、最初の頃は3つ折りにしてこのベルトをするのに少し苦戦しました。
また、3つ折りに出来たとしても持ち上げるのが少し重たい・・・。私は男なのでそんなに苦じゃないですが、女性は思う感じる可能性があります。
ちなみにモットンマットレスの重さは、
・シングルサイズ・・・7.5kg
・セミダブルサイズ・・・9.0kg
・ダブルサイズ・・・10.7kg
となります。
購入してから「えっ!?こんなに重たいの??」と後悔しない様に、このデメリットに関しても事前に知っておくべきだと思います。
5.返品保証がついているが返品するのが手間
モットンには購入時に以下の様な返品に関する保証書が付属してきます。
どこのサイトを見ても、「返品保証がついているから安心して購入してください!」みたいな事が書かれていますが、実際には購入してから返品する人はあまりいない様です。
と言うのも、やはり返品するとなると、モットンの販売元に連絡しなければなりませんし、そもそも大きな商品なので、梱包したりがどうしても大変そうに思えてしまいます。
せっかく返品保証がついていても、手間がかかる為に利用しないと言う人が多いのもデメリットの一つと言えるかも知れません。
6.直置きで使う場合は湿気対策が必要
湿気に弱く、丸洗いが出来ないウレタンマットレスなので、モットンももちろん手入れには気を付けなければなりません。
販売元であるもモットンジャパンからも、以下の様にモットン除湿シートが売られている事からも分かる通り、湿気対策は必ずする必要があります。
特に気を付けたいのが畳やフローリングに「直接モットンを置いて使用」する場合です。
上記の除湿シートを必ずしも購入する必要はありませんが、毎回寝て起きた時に壁や窓際に立てかけて湿気を逃がしたり、ホームセンターなどで安価なモノでも良いので除湿シートを用意する必要ある点も、モットンのデメリットと言えるかも知れません。
7.効果を実感するまでの期間と個人差
モットンは腰痛対策マットレスとして人気なので、購入して寝るとすぐに腰痛が治る様におもってしまいます。
ですが実際の所は購入して寝てすぐに腰痛が改善するわけではなく、2週間ほど寝てみないと効果を実感出来ないと言うケースも少なくありません。
こちらに関しては、モットンジャパンからマットレス購入後に送られてくるサポートメールでも以下の様に書かれているぐらいです。
私の場合なんかは170Nの硬さが合わないと感じ、結局280Nを追加で購入したぐらいなので、効果の感じ方にはどうしても個人差があります。
(※追加で購入した当初は、腰痛への効果が出るまで数週間かかると言うメールを読んでませんでした・・・泣)
モットンのデメリット対策まとめ!
さてここまで散々モットンの悪口?を言ってきましたが、そんなモットンのデメリットも多少は解消する方法があります。
でなければ、私も流石に170Nと280N、硬さの違うモットンを2つも購入しませんよね(笑)
1.ニオイに関する対策!
まずモットンが届いてすぐの臭いに関するデメリットに関してですが、これは
・付属の専用カバーを一度洗濯する
・毎日起きた後、モットンを壁か窓際に出来れば立てかけて風が当たるようにする
上記2つをするだけで、早くて2~3日、遅くても1週間ほど経てば匂いが解消します。
ただ、段ボールは・・・すいません。そのまま置いとくとかなり臭いので、出来ればカッターで細かく刻んで可燃ごみとして早めに捨てるのがオススメです。
もちろん段ボールや新聞紙、雑誌などを回収してくれる業者がすぐ近くにいる場合は早めに出したり、捨てられる日が来るまで折りたたんで外に出しておく方が良いかと思います。
2.柔らかさに関する対策!
私が感じたモットンの柔らかさに関する対策ですが、こちらに関しては正直な所購入時の硬さ選びを慎重にするしかありません。
モットンは140N、170N、280Nと3通りに硬さを選ぶ事が出来、公式サイトに体重ごとの目安となる硬さが以下の様に記載されています。
・140N(ニュートン)の硬さがオススメな人・・・体重45kg以下の人
・170N(ニュートン)の硬さがオススメな人・・・体重46~80kgの人
・280N(ニュートン)の硬さがオススメな人・・・体重81kg以上の人
私は体重66~70kgぐらいなので、最初170Nを購入したのですが、かなり柔らかく感じて280Nを追加で購入しました。
基本的にベッドマットレスの硬さは、自分が寝てみて良いと感じる1ランク上の硬さが良いと言われている事もあるので、基本的に固めが好きな人の場合、体重に拘らずに280Nにすると言う手もあります。
この辺は個人の感じ方なので、一概に硬めがオススメです!とはいませんが、購入時にしっかりと検討する事で、ある程度このモットンの柔らかさに関する対策は出来るかと思います。
3.お手入れが面倒な点に関する対策
・・・これはすいません。正直な所、モットンを購入した当初から、
・起きた後立てかける
・カバーを小まめに洗濯する
・マメに陰干しする
と言うのを癖付ける様にして下さい。
私も今まで普通の敷布団を使用している時は、ここまで神経質に手入れしていませんでしたが、購入して最初からやりだすと、やるのが当たり前になってきます。
人間は21日間同じことを続けると習慣化すると言われているので、最初の3週間だけ頑張ってください(笑)
4.押し入れに直すのが大変な点に関する対策
こちらに関しても正直な所、
・折りたたんでベルトをするのにまず慣れる
・モットンの重たさに慣れる
・そもそも押し入れに直さない(笑)
と言う対策ぐらいしか正直な所ありません。
私は今でこそ睡眠ソムリエの資格を取った事もあり、毎日布団を上げて換気をしたり、洗濯を回したりしていますが、20代の頃はベッドマットレスだけを直置きし、その上に布団を敷きっぱなしで何か月も過ごしてカビだらけにした経験もあります(苦笑)
もしモットンを敷きっぱなしで使おうと思っているなら、せめて毎日立てかける事ぐらいはしてくださいね~!
5.返品が面倒くさい点に関する対策
返品は手続きと梱包が面倒に感じますが、モットンはこの辺りが非常にしっかりしています。
私は実際に、最初に170Nの硬さのモットンマットレスを購入し、その後合わなかったので交換の電話をしましたが、対応が驚く程良くてびっくりしました!
これ、すごく強調して書きましたが、大げさではなく本当にびっくりするぐらいの神対応でした。
この時の交換や返品に関する詳しい詳細も、また今後記事にしようとは思っていますが、とにかく思っている程、返品も交換も面倒ではないので、この点はそこまで心配する必要はないかと思います。
6.直置きで使う場合の対策
畳やフローリングで直置きで使う場合は、やはり除湿シートは必要になります。
私は畳に直置きで、畳の場合はまだ除湿シートがなくても、毎日押し入れに直したり立てかける場合は大丈夫ですが、フローリングの場合は要注意です。
ですが、最初にデメリットの所で紹介した、モットン除湿シートに関しては、1枚7,500円~9,500円するので、購入するのは躊躇してしまいます。
そんな場合はホームセンターで安価なものを購入し、定期的に取り換えたリ、そもそもフローリングに以下の様なスノコを敷いてからモットンを使用すると、直置きで使用する場合の湿気対策になるのでオススメです。
「マットレスの下に敷くスノコ」価格5,074円~
※クリックすると楽天市場の販売店舗で詳細をチェック出来ます!
意外に知られていませんが、楽天市場やヤフーショッピング、Amazonなどの大手ショッピングサイトをチェックすると5000円程でベッドマットレスや敷布団の下に敷く「すのこ」が見つかります。
除湿シートなどを買うなら、こういったスノコを一つ購入する方が、コスパ的には良いかもしれませんね。
7.効果を実感するまでの個人差に対する対策
こちらは正直な所、デメリットと呼べる様なものではそもそもないかも知れません。
ですが、もし腰痛対策マットレスとして購入したモットンで寝ても、腰の痛みが全く改善されなかったり、むしろ腰痛が悪化してしまったりした場合は、以下の様な対策が必要です。
・サポートメールにもあるように、とりあえず痛くてもしばらくは使ってみる
・それでもだめなら、硬さを変更してもらう為に交換の連絡をする
・どうしてもだめなら、返品保証を使って返品する
・友人や家族に譲る
どうしても効果と言うのは個人差が出てしまいます。
万が一合わなかった場合は、上記の対策を取る事で、リスクを最小限まで抑える事は可能かと思います。
モットンのメリットと、結果的にオススメしたい人は?
ここまでモットンのデメリットと、その対策方法についてお伝えしてきましたので、最後にメリットとオススメしたい人もまとめてみたいと思います。
モットンのメリットとしては・・・
- 寝心地が良い
- 腰への負担を軽減してくれる(※個人差による)
- 寝返りが打ちやすい
- 寝ている時の寝姿勢を正してくれる
- 耐久性が高く、長く愛用できる
- 返品、交換保証がある(※使用してから)
- ダニやホコリに強い
- 体重や好みで硬さを選んで購入できる
などを挙げる事が出来ます。
更に、以下の様な人にはモットンマットレスはオススメ出来ます。
- 今の寝具に満足していない
- 体圧分散が可能な高機能マットレスを探している
- 腰痛対策マットレスを探している
- 朝起きた時、腰に痛みを感じる事がある
- 夜中、腰が痛くて目が覚める事がある
- 以前からモットンマットレスが気になっていた
- 返品、交換の可能性があってもモットンを試してみたい
- 一度モットンで寝てみたいと思っていた
上記に当てはまれば当てはまるほど、モットンはあなたにオススメ出来ます。
【番外編】モットン枕のデメリットもついでに暴露(笑)
当記事は「モットンのデメリット」に関してまとめた記事ですが、「モットン」に関してはマットレスだけでなく「枕」も人気です。
と言う訳で、私はモットン枕も実際に購入して持っているので、こちらに関してのデメリットもついでに暴露しちゃおうかと思います(笑)
詳しくは以下の記事でまとめていますので、ここでは簡単にデメリットだけをまとめて紹介します。
- 枕の割に高い(※17,800円)
- 横向き寝にはあまり向かない(※私の個人的な見解ですが・・・)
- 形が特異な形状をしている
- 柔らかい枕が好きな人には合わない(かも・・・)
- 高さの調整が細かく出来過ぎる為、面倒に感じる
ちなみに上記の理由により、私にはモットン枕は合わず、結局6歳の息子が使っています(笑)
こちらも興味があれば一緒にチェックしてもらえればと思います。モットンマットレスと一緒に買えば5,000円引きになりますよ!
寝具選びは本当に難しく、全ての人に合う寝具は世の中には存在しませんが、当サイトでは少しでも商品の真実をありのままにお伝えし、少しでもあなたの寝具選びのお役に立てればと考えております。
ここまで読んで頂いたのも何かの”縁”だと思いますし、この機会に是非寝具の見直しに積極的に取り掛かってもらえればと思います。では本当にありがとうございました!