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一般的に高機能マットレスは、通常のマットレスよりも寝心地が良かったり耐久性が高かったりする事で非常に人気があります。
その分値段も少し高めのものが多いですが、その点モットンは公式サイトで寿命が10年とアナウンスされており、寿命の割に値段が非常に安い事でも有名です。
ただそんな人気のモットンも、使用方法を間違えてしまうと「すぐにヘタってしまう」「機能を発揮できない」など、思いのほか早く寿命を迎えてしまう可能性もあるので、この機会にしっかりと使い方について知っておきたい所です。
モットンの正しい使い方!使用方法を間違えると腰痛が悪化する!?
腰痛対策マットレスとして有名なモットンですが、その使用方法を間違えると余計に腰が痛くなってしまう可能性もあります。
(※関連記事・・・「【※体験談】モットンで腰痛悪化!腰が痛い私が対策、改善した事」)
ベッドでの使い方と注意点
モットン公式サイトにも以下の様に紹介されていますが、モットンは基本的にベッドマットレスの上に敷いて使用する事が可能です。
また、ベッドフレームのみある場合は、そのままベッドフレームに直接敷いても問題ありません。
ただ注意しなければいけない点としては、
・柔らかいベッドマットレスの上で使用しない
・「へたり」や「へこみ」がある傷んだベッドマットレスの上で使用しない
・マットレスはめ込み式のベッドの場合、サイズに間違いがないか確認する
と言うのは知っておくべきです。
特に「ベッドマットレスの寝心地が悪くなったからモットンを上に敷いて使おうかな・・・」と考えている方は注意が必要です。
このケースの場合、マットレス自体が既に傷んでいる可能性が高いので、面倒でも今使っているマットレスを捨ててモットンを使わないと、モットンの良さが半減してしまいます。
ちなみにモットンのサイズに関しては以下の通りなので、ベッドフレームの上での使用を考えているなら、しっかりとチェックしておいてくださいね。
また、ベッドの上でモットンを使う場合は、そのまま敷きっぱなしになる可能性が高いので、「起きてすぐにモットンを壁に立てかけて湿気を逃がしてあげる」癖をつけるようにすると、モットンも長持ちするかと思います。
畳、フローリングなど直置きでの使い方と注意点
次にモットンを直接敷いて、敷布団の代わりとして使用する方法と注意点について説明させて頂きます。
私は実際に以下の様に、畳にモットンを直接敷いて普段は寝ています。
もちろんモットン公式サイトでも、以下の様に推奨されています。
畳やフローリングに直接敷いて使う場合の注意点としては、
・湿気がこもりやすいので敷きっぱなしにしない
と言うのが一番気を付けるべき点かと思います。
高反発マットレスは一般的に熱がこもりやすいのですが、モットンは一般的なマットレスより通気性が良くなっています。
ですが、実際に使用してみた私の実感からお伝えすると、朝起きた時モットンの裏を触るとかなり熱がこもっています。
いくら他のマットレスより通気性が良いと言っても、やはりしっかりとした厚みがあるモットン、絶対に敷きっぱなしは辞めておくべきです。
特に注意したいのはフローリングでの使用
畳とフローリングだと、何となく素材がツルツルしているし、フローリングで使用した方が清潔な感じがするかもしれません。
ですが、実は畳よりフローリングの方が湿気がこもりやすく、カビやダニが発生しやすくなっています。
この理由としては、布団内の温度と地面の温度(※畳、フローリング)差があるほど湿気が発生しやすく、フローリングは畳より外気の影響を受けやすいので、布団との温度差がかなり大きくなってしまうからです。
なので、フローリングで使用する場合は、出来るだけ湿気を逃がす対策をしてモットンを使いたい所です。
敷布団として使うか?ベッドの上で使うか?
ここまで2通りの使用方法をお伝えしましたが、敷布団として畳やフローリングで使うか?ベッドの上で使用するか?、迷っている方もいるかと思います。
実際に畳でモットンを使用している私から言わすと
・面倒臭がりな人はベッドの上で使用
・布団を毎日直したい、常に清潔にしておきたい場合は直置きで使用
と言うのが個人的な意見です。
私は面倒臭がりなので、本当はベッドの上にモットンを敷いて使いたかったのですが、我が家は子供がいる事もあり、3人川の字で寝ている為ベッドを持っていませんでした(苦笑)
と言う訳でやむを得ず「畳の上に直置き」で使っていますが、正直押し入れに直すのが面倒なので、普段自宅にお客さんが来ない時は、以下の様に立てかけておいています(笑)
モットンの上に敷布団はいりません。
ちなみにベッドの上、直置き、どっちで使用する場合にも言える事ですが、基本的にモットンの上に更に敷布団は敷かない様にしてくださいね。
高機能マットレスはモットンに関わらず、「直接寝てこそ、その機能が発揮される」ので、厚みのある敷布団を上に敷いちゃうと機能が半減してしまいますし、下手すると腰が痛くなるかもしれません。
私は夏場は暑いので、以下の様にニトリのひんやりパッドを使用していますが、これぐらいの薄さなら全然大丈夫ですよ。
モットンの寿命を縮めない為の正しいお手入れ方法!
モットンの使用方法に関して詳しくご紹介しましたので、ここからは購入してからの手入れの方法についてもお伝えさせて頂きます。
マットレスの寿命はもちろん、お手入れの方法によって快眠度に大きく影響するので、この際あわせて知っておきましょう!
絶対にやってはいけない!モットンへのNG行為3つ
「これをやっちゃうとすぐにダメになるかも!?」と言う、絶対にやってはいけない事をまとめてみました。
万年床は絶対にNG!
万年床とは、布団をずっと敷きっぱなしにする事。
ここまで「湿気対策をしてください!」と何度もお伝えしているので、既にお気づきかも知れませんが、モットンを敷きっぱなしにするのは絶対にやめて下さい!
ただでさえ熱がこもりやすく湿気が逃げにくいので、モットンをずっと敷きっぱなしにすると、すぐにカビが生えたリ傷んだりします。
天日干しは絶対にNG!
モットン公式アナウンスでもありますが、基本的に天日干しは絶対にNGです。
起きてモットンを立てかけるにしても、日の当たる窓際ではなく、出来るだけ風通しを良くし、日が当たらない所に立てかけて下さいね。
丸洗いは絶対にNG!
モットンは基本的に丸洗いはNGで、万が一汚れた場合も、水を浸した布などで優しく叩いたり拭いたりしてお手入れしてください。
そのまま水をかけて洗ったりすると、驚く程傷んでしまうので注意してくださいね。
効果抜群のお手入れ方法5つ!
実際に私も普段やっている「モットンのお手入れ方法」についてまとめてみました。
最初は面倒に感じるかも知れませんが、最初にこのお手入れを癖付けておくと、手入れするのが当たりまえになるので、出来れば最初からやる様にしてくださいね。
モットンをローテーションさせて使う
モットンは裏表、縦横全く同じなので、1週間~2週間ごとに裏返したり縦方向を逆にしてみたリと、ローテーションさせて使うのがオススメです。
ずっと同じところに同じ状態で寝ていると、一番負荷がかかる腰のあたりが早くヘタってきますが、その点ローテーションさせて使う事が出来るモットンは心配ありません。
ただでモットンはしっかりとした作りなので、更にローテーションさせて使えばより長く愛用できるかと思います。
カバーをこまめに洗濯する!
モットン自体は丸洗いNGだとお伝えしましたが、モットンに最初からついているカバー自体は洗う事が可能です。
ただ、ファスナーが折れたリカバーが破れたりする可能性もあるので、洗う際には100均などで売っている「洗濯ネット」に入れて洗う事をオススメします。
尚、前項でも紹介しましたが、汚れや暑さが気になる場合は、上にシーツや薄手の敷パッドを利用するのもオススメです。
あれば布団乾燥機も効果的!
もし自宅に布団乾燥機があれば、こまめに布団乾燥機を使うのもオススメです。
私はモットンのほかにトゥルースリーパーも持っていますが、トゥルースリーパーは布団乾燥機が使えません。
その点モットンは使う事が出来るので、わざわざ買う必要はないかと思いますが、もし自宅にあるのなら使っても良いかと思います。
モットンの下に除湿シートやすのこを敷く!
ここまで何度もお伝えしましたが、基本的にモットンは湿気が溜まりやすいので、モットンの下に除湿シートを1枚敷くのもオススメです。
ホームセンターなどに行くと、5000円前後でベッドや布団の下に敷ける「スノコ」も販売されており、スノコの上でモットンを使用するの良いかと思います。
正直な所、こちらに関しては私は面倒なのでやっていませんが・・・・。(※その分毎日モットンを立てかけて湿気対策はしています!)
最低でも週1回は陰干しする!
押し入れに直す予定の人も、ベッドの上で敷きっぱなしで使用する予定の人も、最低でも週に1回は風通しの良い所で陰干しして下さいね。
「陰干し」と聞くと、何となくどうすれば良いのか?分からないと言う人もいるようですが、実際に部屋の中で干す事も「陰干し」と言うので、私の様にそのまま立てかけておくだけでもOKです。
出来れば窓は開けて風通しを良くしてあげると、湿気もしっかりと逃げて、こもった熱も放出されるかと思います。
最初は面倒でも、是非正しい使い方とお手入れをして、長く愛用してくださいね。私も10年以上使用するつもりで今も使っています♪
実際に購入して今現在も使用しているので、普段のお手入れの仕方や、買うなら知っておきたいNGな扱い方なども紹介させて頂きます♪