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元プロ野球選手がイメージキャラクターの「モットン」、多数のスポーツ選手がイメージキャラクターの「マニフレックス」、同じような打ち出し方をしている2つの高機能マットレスに関して興味を持つ人が多いようです。
そこで今回はこの2つのマットレスに関して、様々なポイントで比較してみたいと思います。「どっちにしようかな・・・」ともし迷っている様なら、是非参考にしてもらえればと思います。
モットンとマニフレックスを10の項目で徹底比較!買うならどっち?
購入の決め手となるポイントは人それぞれ違います。
「価格が安い方が良い」、「どれだけ高くても良いから高機能が方が良い」など、選び方は人それぞれ。
ただ、寝具ソムリエの資格を持つ私のオススメの選び方としては、色々なポイントを比較して、自分の経済状況や、寝具に関してどういった悩みを持っているか?など、様々な点を考慮して決めるのがオススメです。
そこで今回は10個の項目で詳しく2つのマットレスを比較してみました。
1.基本的な特徴
まずは基本的な特徴から見て行きましょう。ここでは「高反発マットレス」など両方とも同じ特徴である項目はあえて記載していません。
また、サイズや生産国など「特に細かいこだわりがない」と言う人や、「値段に関係なく特徴で決めたい」なんて太っ腹な人は、正直この最初の特徴のみで決めても問題ないかと思います。
モットン | マニフレックス |
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特徴から分かる点と、最大のポイントとしてまとめると、モットンは日本人の体形に合わせて日本で作られているもので、マニフレックスは世界的に有名でイタリアで作られていると言う点です。
規模やブランド力で言えば間違いなくマニフレックスに軍配が上がりますが、日本人の特徴を考慮しているのはモットンだと言えます。
2.商品の種類(ラインナップ)
有名ブランドの寝具の特徴としては、種類やシリーズの展開が豊富で、沢山の種類の中から選ぶ事が出来るものがほとんどです。
一応こちらも表にしてみますが・・・
モットン | マニフレックス |
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こういった形で、モットンは1種類で3つの硬さが選べる様になっているのに対し、マニフレックスは何と25種類ものマットレスが販売されています。
しかも価格はもちろん、厚さや側生地(※肌に触れる表面の素材)まで全く違うので、もし2つのマットレスで迷ってマニフレックスにする場合は、これら25種類の中から更に選択する必要があると言う事ですね(笑)
モットンとマニフレックスの商品画像
一応分かりやすい様に、それぞれのマットレスに関して画像も用意しました。
モットンは1種類だけで1枚物のマットレス、更に見た目も触り心地も非常にシンプルです。
一方25種類あるマニフレックスも、簡単ではありますが一覧でご紹介させて頂きます。
小さい一覧画像でも見ても分かる通り、マニフレックスはそれぞれで見た目や厚みもかなり異なる事が分かります。
この沢山の商品の中から「選ぶ楽しさ」があるのがマニフレックスですが、その反面「自分に合うマットレスが分からない」と思ってしまう人も多いようですね(笑)
3.価格、サイズ
では重要な価格とサイズに関しても比較してみましょう。
最初の特徴比較の所でも軽く触れていますが、モットンは1つの商品しか販売していないので、非常に分かりやすい価格帯となっています。
一方マニフレックスに関しては、沢山の種類がある上にマットレスのタイプも
・1枚物のマットレス
・3つ折り出来るマットレス
・布団やベッドの上に敷くオーバーレイタイプ
と様々な種類があるので、価格もかなり違ってきます。
(※以下の価格、サイズ展開に関しては2020年9月現在の調査結果です。)
(※マニフレックスの展開サイズはセミシングル(SS)、シングル(S)、シングルロング(SL)、セミダブル(SD)、ダブル(D)、クイーン(Q)で表記しています。)
モットン | マニフレックス |
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マニフレックス商品の種類多すぎて調べるの疲れた・・・。
ってな感じでモットンは39,800円~59,800円なのに対し、マニフレックスは何と赤ちゃん向けの「マニ・ベビー」11,000円~最高峰のマットレス「ディアマンテ50」660,000円まで、価格差があります(汗)
例えば、かなり裕福な家庭で自宅も大きくて、「家族みんな違うマットレスで寝たい」なんて場合は、マニフレックスなら年齢や寝心地など、色々な面でそれぞれ選べるのでオススメですが、正直「非現実的」かな~と思います。
4.素材、生産
次に素材と生産国についても見て行きましょう。
毎日寝る寝具なので「日本製が良い」と言う人も多いようですが、実際にマットレスを探すと日本製が中々少ない事に気づきます。
モットン | マニフレックス | |
素材/生産国 | 独自の高反発ウレタン/日本 | エリオセル/イタリア |
素材の特徴 |
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実はモットンもずっと中国で生産されていたのが、2019年に日本で生産される形にシフトされました。
今までの管理体制が悪かったとは思いませんが、モットンが届いた時に段ボールの臭いが気になったのですが、この辺も日本での製造になる事で今後改善されていくでしょう。
また、モットンマットレス自体も届いて1~2週間ぐらいは、「独特の臭いがある」と言う口コミも見かけていましたが、これに関しても日本での製造、日本工場での管理となると、かなり改善されるのではないかと思います。
マニフレックスは、「一貫してイタリアの工場で生産されている」と言う点が特徴で、配送に時間がかかる様な気がしますが、日本には代理店やショールームもあり、正規代理店からの購入だと約3日前後で届きます。
5.寝心地
寝心地に関してですが、当編集部では今現在モットンは140N、170Nと確認済みですが、どちらも身体をしっかりと支えてくれて程よく沈み込むのが特徴的です。
全ての人が気持ちいいと感じるかはさておき、私個人的には腰痛にもかなり効果を感じていますし、夜中に目が覚める事も減りました。
ただ、腰痛持ちではない妻がモットンで寝て、「寝心地は良いけど朝起きたら何か腰痛い気するわ~」とぼやいてたので、寝心地を重視するならマニフレックスの方が選択肢も多いので良いかもしれませんね。
※モットンの寝心地に関しては、モットンの口コミ、評価ページでも紹介しています。
マニフレックスに関しては、今後編集部で購入するか、大阪のショールームなどで寝心地を確かめるつもりです。
ですので今現在は「実際に寝た感想」をお伝えする事は出来ませんが、しっかりと検証して真実のみしか当サイトではお伝えしないと言う運営理念があるので、また今後追記したいと思います。
6.お手入れ、掃除方法
次にお手入れの仕方や掃除方法についても比較していきます。
モットン | マニフレックス |
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どちらも高反発ウレタンと言う点は一緒なので、お手入れ方法に関してはほとんど違いはありません。
ただ、マニフレックスは外国で生産されており、海外でも沢山販売されている事を考えると、モットンよりも手入れは小まめにやる方が良いかもしれません。
と言うのも、日本は海外と比べても湿度が高い事でも有名で、その分マットレスにカビが生えやすくなります。
モットンはその辺も考慮して作られていますが、海外でも沢山販売されているマニフレックスは、基準が世界なので湿気にはよりデリケートに対応するのがオススメです。
7.保証内容
ネットで高級な商品を購入するなら「返品可能かどうか?」は特に重要なポイントとなります。
最近では通販会社が「全額返金保証」をつけるのが当たり前の様になってきています。
この保証内容に関しても比較してみましょう。
モットン | マニフレックス | |
保証制度 | 90日間返金保証キャンペーン | 商品ごとの長期保証 |
内容 |
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ここが結構なポイント!モットンは「使ってからでも返品OKのお試し保証」がありますが、マニフレックスは「返品保証はなく、へこみなどに対する品質保証」となります。
なので、自分に合うか心配で試したいと言う場合は・・・
・モットン・・・返品保証があるので購入して確認可能
・マニフレックス・・・返品保証がないので販売店で自分で確認が必要
となります。
都市部に住んでいて、マニフレックスの販売店やショールームが近くにあるなら良いですが、行ける範囲にマニフレックスがなくて通販で購入を考えている場合は注意が必要です。
8.販売店
当サイトでも記事にしていますが、モットンは基本的に実店舗での販売はありません。
モットン | マニフレックス |
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その為、寝心地を確かめたい場合は「返品保証」を考慮した上で、ネットから購入する必要があります。
※関西、特に兵庫県在住の方は「試し寝」出来る様に、当サイトで調整可能です♪
マニフレックスに関しては、上記の比較表のリンク「マニランド」の所をクリックしてもらうと分かりますが、北は北海道から南は沖縄まで販売店があります。
マニフレックスは沢山種類があるので、最寄りのマニランドで寝心地や価格、素材などを確かめてから購入する事が出来るのはメリットと言えるかもしれません。
9.耐久性、寿命
安物のマットレスは「すぐにヘタってしまう」と言う口コミも多く、2万円以内の商品の場合、1年も寿命が持たないケースも多々あります。
毎日使う寝具なので、その分安価な商品は劣化の速さも特に感じてしまいます。
この耐久性と寿命に関しても比較していきます。
モットン | マニフレックス |
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モットンは私も購入して既に3ヵ月以上使っていますが、未だに全くへこみやヘタりを感じさせず、購入時の安定感そのままです。
今の状態のまま知り合いに「新品のマットレスだよ」って言っても、おそらく疑う人は一人もいないのではないかと言うぐらい綺麗です。
マニフレックスに関しても、「イタリア製」、「名門ブランド」と言う事もあり、耐久性に関しては問題ないかと思います。
マニフレックスの最上級商品である「ディアマンテ」は、15年の品質保証があるぐらいですしね。
10.口コミ、評判
最後に気になる口コミや評判、レビューなどに関しても比較してみます。
まずは各通販サイトの口コミ件数や評価についてまとめてみました。
マニフレックスは商品の種類も多く、全てのレビューを調べると余計に分かりにくいかと思うので、今回は
・両方のマットレスともシングルサイズのみ
・マニフレックスはモットンと価格が近いメッシュウィングのみ
・レビュー件数が一番多い店舗のみ
で調査して比較しました。
通販サイト | モットン | マニフレックス |
楽天市場 |
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実はヤフーショッピング、Amazonなどの大手通販サイトも表にして比較予定だったのですが、2019年9月に確認した時点では販売がない!???
確か以前は両方の通販サイトで販売されていた気がしたのですが・・・。
と言う訳で、今回は申し訳ないのですが楽天市場のみでの比較となってしまいました。
楽天で比較すると、マニフレックスの方が圧倒的にレビュー件数が多い事が分かりますが、それでも評価ポイントでモットンを上回っている事が分かります。
では実際に購入した人のSNS上での書き込みなどもチェックしてみます。
ツイッターでのモットンの評価
明日メルカリで売れたモットンのマットレスを手放します。
使用期間は3年、中々の存在感、寝心地は最高♡
長距離転居の為手放そうと思いましたが、今夜は寂しい気持ちになりました。
手放す事を後悔している。
手放した後の気持ちはどのように変化するだろう。#ミニマリスト #リュック1つで旅したい— めぐ@旅×カフェ好きミニマリスト (@aizy_minimalist) September 3, 2019
ちなみに、わたしオススメのマットレスは、モットン!
これ使い始めて1日で朝起きた時に腰が楽で、5日で腰痛治ったよ。ビックリした。— 本多真梨子 (@honda_mosamosa) August 2, 2017
今朝ギックリ背中になる。
明日試合なんだけどなあ。その二時間後にモットンくる。
腰、背中が超楽。
筋肉がゆるんでるのがわかる。
寝心地が全然違う!明日がんばれる気持ちになってきた。
もっと早く知ってればよかった。#マットレス— アスアフィ (@athlete_afi) August 31, 2018
上記の様にかなりいい表かも多いモットンですが、以下の様な書き込みも見つかりました。
口コミがよかったのと90日間もお試しできるので「モットン」というマットレスを注文したが…届いた日に一晩寝ただけで快方に向かっていた腰がまたあいたたた(;_:) 柔らかいマットで腰が沈み寝返りが打てないし、暑すぎる…返品までにあと八十数日(涙)
— 母みりん (@hahamirin) October 20, 2015
やはり全ての人に良いとは言えないのが現実・・・。
私も実際使ってみてオススメはしますが、念を押して「本当に良い??本当にモットンって良いの?」と聞かれると、全ての人に合うとは思わないので、「そんなに疑うなら買わない方が良いよ」って言っちゃうと思います(笑)
ツイッターでのマニフレックスの評価
マニフレックスさんから頂いたマットレスすごく寝心地良いです🤤🤤
ありがとうございました!!@magniflex_JP pic.twitter.com/lQfCUuUz27— 小松陽平 (@TOKAI1102) January 22, 2019
マニフレックス良いですよ!
僕もブログにも書きましたがマニフレックスが今までで一番しっくりきました。— 鎧コルセットマン 腰痛ブロガー (@moemary0407) August 28, 2019
私も先日マニフレックスの布団型マットレスを買いましたけど、数ヶ月使っていますがなかなか良いですよ。
— 神田 佳積 (@kazumiks) September 1, 2019
マニフレックス、眠りにつく前が良かった…気がする。朝起きておお!ってのはあんまりない。身体は少し軽くなったような…(個人の感想です)
— コユキ (@mikori_mikorin) June 29, 2016
マニフレックスもスポーツ選手が多数使っている事もあり、かなり良い口コミが多いですが、中には「そこまで・・・」と言う感想も見つかりました。
モットンとマニフレックス「結局どっちがオススメ?」比較して分かった事まとめ
では最後にここまでの内容を元に、知っておきたいポイントや分かった事などをまとめたいと思います。
- モットンは日本製、マニフレックスはイタリア製
- モットンは「腰痛対策マットレス」として人気
- マニフレックスは世界90か国以上で販売されている
- 日本人の体形に合わせて作られているのはモットン
- モットンは累計販売10万本以上、マニフレックスは3500万以上
- モットンは1種類、マニフレックスは25種類のマットレスがある
- モットンはシングル、セミダブル、ダブルサイズしか販売していない
- 3つの基本サイズ以外が欲しいならマニフレックス1択
- モットンの価格は39800円~59800円
- マニフレックスの価格は11000円~660000円
- モットンは返品保証があるが、マニフレックスは品質保証のみ
- モットンは実店舗がないがマニフレックスは全国に販売店多数
- モットンの寿命は10年前後、マニフレックスは最長15年
- 両方とも通販サイトの評価はかなり良い
結局どっちがオススメか?
さて最後にモットンとマニフレックスどっちがオススメか?と言う点もご紹介させて頂きます。
ただ、個人的に「こっちが絶対にオススメ!」と言うのはなく、あなたの経済状況や悩みなどから選ぶのがオススメです。
- 腰痛で悩んでいる
- 近くにマニフレックスの店舗がない
- 実店舗に試し寝しに行くのが面倒
- 6万円以下で高機能なマットレスを探している
- 日本製のマットレスが良い
- 日本人に合ったマットレスが良い
- 返品保証がある方が安心
- 沢山の種類から選ぶのが面倒
やはりモットンは「返品保証がある」と言う点と、「腰痛に良い」と言う点が一番のオススメポイントなので、この2つの条件に当てはまる方は前向きに検討する価値はあるかと思います。
- 細かいこだわりがあり沢山の種類からしっかりと選びたい
- 近くにマニフレックスの販売店がある
- とりあえず価格が高い方が安心
- もし自分に合わなくても返品する気が一切ない
- イタリア製と言う響きに惹かれる
- 世界中の人が買っているマットレスで寝たい
- クイーンサイズしか選択肢にない
「しっかりと販売店で寝心地が確認できる」、「神経質で細かいこだわりがある」と言う場合は、ラインナップが豊富すぎるマニフレックスがオススメですね(笑)
こうして振り返ってみると、何だか比べる様な商品ではない気がしますが・・・(苦笑)マットレス選びの参考になれば幸いです!最後までご覧頂きありがとうございました。
※「モットンが気になって来た!」と言う方にはこちらもオススメですよ♪