いざ「低反発マットレスにしよう!」となった時、商品によって様々な違いがあることを知り、性能や価格など、選ぶポイントによってはどのマットレスも魅力的に思えてなかなか決められない、ということはよくあるのではないかと思います。
そのような中からひとつの低反発マットレスを選ぶとなると、以下のような悩みが出てくることも多いのではないでしょうか?
・「どのような基準で低反発マットレスを選んでいけばいいの?」
・「低反発マットレスを購入する前には何をチェックしておけばいい?」
・「これだけは抑えておくべきポイントってある?」
・「それでも迷ったときのオススメの低反発マットレスはどれ?」
安い買い物ではないし、毎日使うものだからこそ失敗したくないと思うのは当然です。
そこで今回は、こうした悩みの解決につながる低反発マットレスの選び方や抑えておきたいポイントについて詳しくご紹介していきたいと思います。
低反発マットレス購入前にチェックしたいポイント7つ!
どれだけ高価なマットレスであったとしても、身体に合っていないものを選んでしまっては意味がありません。
買って後悔しないためには、購入前にチェックしておきたいポイントがありますので順にご紹介していきたいと思います。
チェックポイント1. 素材
低反発マットレスに使用されるウレタン素材は、柔らかく身体を包み込むのが特徴ですが、原産国により、その性能に違いが出る場合もあります。
日本製のウレタン素材は技術力の高さゆえに、高品質かつ安全性も高いものが多くなりますが、一方で中国製のウレタン素材はコストが安い分、問題を抱えた商品も存在します。
中国製と言っても技術力はピンからキリまであるため、一概に全てが低品質というわけではありませんが、価格重視の方には、ホルムアルデヒドや、その他アレルギー物質への対策がされているかを確認するなど、安全面には注意して選択することが望ましいと言えます。
同じ様な価格帯、同じ様な商品で悩む事があった場合、この素材に注目して決めたり、最初から日本製のマットレスに絞り込むなどすると、選びやすくなるかと思います。
チェックポイント2. サイズ
ベッドのサイズは寝る方の人数だけでなく、体型に合わせてゆったり休めるサイズを選びたいところです。
一般的には寝返りを打っても快適に寝られるサイズは体の肩幅にプラス30cmが良いと言われています。
1人用ならシングル、2人用ならダブルと考える方も多いかも知れませんが、実際はダブルはシングルの1.5倍しかありません。
そのため、実際にダブルに2人で寝てみると、体型にもよりますが、余裕がほとんどなくなってしまうといったケースもよくあります。
以下の基本的なサイズの目安とおすすめの人数を表にしてみましたので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
シングル・・・約97 ㎝×約195㎝
大人1人の基本的なサイズです。ワンルームや部屋の広さに制限がある場合におすすめですが、大柄な男性なら少し窮屈に感じるかも知れません。
セミダブル・・・約120㎝×約195㎝
1人用にオススメのサイズです。シングルに比べ、たった23cmの差で大柄の男性でも、よりゆったり休むことができます。
ダブル・・・約140㎝×約195㎝
大人2人で寝るなら最低限のサイズ。平均的な体格でも大人2人は少し窮屈に感じるかも知れませんが、子供と2人で寝るならちょうど良いサイズです。
クイーン・・・約160㎝×約195㎝
大人2人+子供1人でちょうど良いサイズです。夫婦2人であっても、子供が生まれることを想定してこのサイズを購入するという方もいるようです。
キング・・・約180㎝×約195㎝
シングルの2倍の広さです。子供の成長を見越してこのサイズを購入するという方もいます。
チェックポイント3.体重
マットレスは体重による影響を受けやすく、それぞれの体重にあった硬さのマットレスを選ぶことで本来の性能を発揮し、身体への負担がなく眠ることが出来ます。
低反発マットレスの場合、体重の重い方(おおよそ80㎏以上)にはあまりオススメは出来ません。
体重が重いと、必要以上に身体が沈み込んでしまい、腰痛の原因にもなることがあるため、このような場合には、高反発マットレスを検討してみることをおすすめします。
チェックポイント4. 寝姿勢
いくら十分な睡眠時間を取っていたとしても、寝ている姿勢に背骨の歪みが起きていれば、腰痛や肩こりなどの症状が現れてしまう場合があります。
睡眠時の理想的な寝姿勢は、立っている時と同じ、自然な背骨のラインが保てている状態と言われています。
仰向け、横向き両方の姿勢で寝転がった状態でもこの自然な背骨のラインをキープできるマットレスが身体の不調を引き起こさない良いマットレスということになります。
ただ、こちらに関しては個人レベルでは分かりにくい事もあるので、今現在肩こりや腰痛があると言う場合は、安価なものではなく、ある程度品質も保証されている高級マットレスを選ぶ事をオススメします。
チェックポイント5. 寝返りのしやすさ
低反発マットレスは余計な寝返りを減らせることが特徴ですが、寝返りが無くなるというわけではありません。
安価な商品によくある傾向として、柔らかすぎる低反発マットレスがありますが、沈み込み過ぎて寝返りに余計な筋力を使うことになるため、朝起きたときの疲労感が残ることもあります。
血流を良くし、体温調節するために必要な寝返りをスムーズに行うためには、適度な弾力性をもった低反発マットレスを選ぶ必要があります。
加えて、≪チェックポイント2. サイズ≫の所でも説明しましたが、サイズが小さいと寝返りもしにくいので、部屋の広さに余裕があるなら、少し大きめのマットレスを購入するのもオススメです。
チェックポイント6. 生活スタイル
寝室の環境や生活スタイルによって、最適なマットレスのタイプも違ってくるかと思います。
今お使いのマットレスに重ねて寝心地を良くしたいという方にはトッパータイプ(※)のマットレスを、毎日収納したいという方には三つ折りマットレスを選択するというのも1つのポイントです。
また、頻繁に陰干しなどのメンテナンスをしたいという方にはあまり重くない製品がおすすめです。
トッパータイプとはマットレスの上に敷く薄いマットレスで、買い替えではなく今使っている寝具の上に重ねて使用するタイプのものです。今使っているマットレスを破棄しなくて良いと言うメリットもあり、気軽に寝心地を改善したい場合にオススメです。
チェックポイント7. 返品制度
マットレスはやはり実際に使ってみないとわからないことも沢山あります。
こだわって見つけた低反発マットレスも、実際に睡眠を取ってみると身体に合わなかった、ということもあるかも知れません。
そのため、満足できなかった場合の返品保証がある商品を選ぶことは、大きな安心につながるポイントです。
店頭で寝心地を確かめる事が出来るマットレスは、実際に寝てみる事は出来ますがほとんどの場合、使用してからの返品は出来ません。
しかし当サイトでも紹介している様な、ネットで人気の低反発マットレスに関しては、返品保証がついているものも沢山あるので、こういった商品を中心に選ぶのも良いかと思います。
低反発マットレスの選び方まとめ!抑えるべきポイントと優先順位!
このように、低反発マットレスの購入にあたっては、様々なチェックしておきたいポイントがあります。
近くに家具屋さんがあり、実際に寝て確かめることが出来る方は、前項にあるように寝姿勢や寝返りのしやすさを確かめることが大切です。
しかし中には遠方にしか店舗が無く、ネットでの情報を元に購入するしかないという方もいるのではないかと思います。
そこで、ここからはそういった方のために、ネットで購入する上での選び方に観点を置いて、抑えておくべきポイントを優先したい項目から解説したいと思います。
優先したいポイント1.お試し返品保証
どのようなマットレスも必ず身体に合うとは限りませんので、以下のポイントに注意して選んでみてはいかがでしょうか。
・近くに有名な家具屋(ニトリ、TOKYOインテリア、大塚家具etc)がある場合・・・何度も寝心地を確かめに行く。
・家具屋がない、または数日間寝ないと自分に合っているか判断出来ない場合・・・返品保証があるネットで話題の低反発マットレスを優先して選ぶ
ただ、実店舗に出向くには時間と行動力が必要ですし、ネットで買うのはある程度パソコンを使ってリサーチする必要があります。
あなた自身の使える時間や環境、自分はどっちに向いているか?も判断の基準にしてみて下さいね。
優先したいポイント2.1万円以下のものは避ける
ネット上では非常に価格の安い商品を見つける事が出来ますが、少なくとも1万円以上の低反発マットレスをおすすめします。
マットレスは価格だけで良し悪しを判断するのは正解とは言えませんが、ある程度価格と性能は比例していると言えます。
特に1万円以下の低反発マットレスにはその傾向は顕著で、品質や耐久性、安全性に信用の置けるものはあまりない、というのが実情です。
睡眠は健康にも関わるものであることを考慮すると、思い切って”価格は1万円以上のマットレスに決めてしまう”のも、良いものを長く使っていくための大切なポイントだと言えます。
優先したいポイント3.サイズの確認
低反発マットレスの購入において、よくある失敗理由の1つに「搬入経路の確認不足」が挙げられます。
玄関の間口や階段の広さなど「マットレスの通り道」の確認は、気の付きにくいポイントです。
マットレスが届いたものの、寝室に運べずにそのまま返品になり、時間と手間が無駄になるケースがよくあります。
家具屋さんで担当者から購入する場合には、この点に関してもきちんと確認してくれることがほとんどですが、ネットで購入する場合には自分で確認しておく必要があります。
マットレスを購入するのが初めての方はもちろん、特に今お使いのマットレスから大きいサイズに変更する場合には、マットレスのサイズや搬入経路についても慎重に確認するようにしてください。
迷ったらこれ!飛ぶように売れている話題の低反発マットレス3選!
さて、ここまで低反発マットレスの選び方のポイントについて解説してきましたが、実際に商品を選ぶとなると種類も多く、やはり迷ってしまうことも多いかと思います。
そこで最後に、これまでのポイントを踏まえて、評価の高い話題の低反発マットレスを3つ厳選しましたのでご紹介したいと思います。
こちらで紹介するメーカーは非常に価格と性能のバランスのとれた低反発マットレスを取り揃えていますので、興味がある商品があれば、一度検討してみてはいかがでしょうか。
トゥルースリーパー
価格・・・22,800円~37,800円
通販番組や新聞などでも有名なショップジャパンですが、その中でも、累計400万枚以上も売れている人気の高い商品がトゥルースリーパーです。
その特長は以下の通りです。
・日本製の特殊な低反発素材「ウルトラヴィスコエラスティック」を100%使用
・身体を優しく包み込むような寝心地
・背骨をまっすぐに、理想的な寝姿勢をキープ
・肩や腰にかかる負担を大幅に軽減してくれる
・今お使いの寝具に重ねるだけの手軽さ
・60日間お試し返品保証、1年間交換保証
39Designマットレス
価格・・・32,000円~47,000円
39デザインマットレスは、母親に抱かれてスヤスヤと眠る赤ちゃんをヒントに、マットレスの「感触」にこだわって作られたマットレスです。主に睡眠の悩みが増えてくる30~50代の方におすすめです。
ベトナム製ではありますが、仕上げは日本で行われており、品質管理がきちんとされている点は安心です。
その特長は以下のようの点が挙げられます。
・高反発や低反発でもない新素材「スキンタッチ」により「人肌感触」を実現
・身体を包み込む、程よい弾力と心地良い肌触り
・素材研究から開発・製造まですべてが安心の日本製
・「2週間無料のトライアル期間」(返却送料も無料)
・90日間返品保証、1年間交換保証
低反発マットレス テンピュール
価格・・・29,000円~380,000円
誰でも一度は聞いた事があるテンピュールの低反発マットレスは、それぞれ商品の価格帯に応じて保証年数が違うのが特徴的。
数十万円と高額なテンピュールの低反発マットレスは、最長で10年保証もついてくるため、長く愛用したい方にはオススメ出来ます。
また、低反発でありながら3つ折りマットレスのラインナップも豊富で、選びやすいのも◎。
・NASAの公式認定を受けた唯一のマットレス
・商品によって保証年数が選べる
・豊富な商品ラインナップで好みのものが見つかりやすい
・日本で顧客満足度第1位を獲得
今回は低反発マットレスの選び方のポイントや優先順位について紹介させて頂きました。
経済面や環境によってすべての方に当てはめる事は出来ませんが、何も基準やポイントがないまま選ぶよりかは参考にしてもらえるのではないかと思います。
低反発マットレスに関しては、価格もそうですが、サイズ的にも簡単に決断出来るものはありませんので、様々な点からじっくりと検討して後悔のないように購入してくださいね。