ふわふわと柔らかく、身体が包み込まれるような感覚でぐっすり眠りたい!といった思いから、低反発マットレスを購入された方も多いのではないでしょうか?
寝心地の良いマットレスは、朝の目覚めもスッキリ、1日を元気に過ごせます。
しかし、そうやって期待して購入した低反発マットレスも、場合によっては身体に合わず、起きたときに疲れが取れていない、体が痛い、という方もいるようです。
実際に調査しても、
・「体が痛くて疲れるのは低反発マットレスのせい?」
・「低反発マットレスでたっぷり寝たはずなのに疲れが取れていないのはなぜ?」
・「肩こりや腰痛がある場合はどうしたらいいの?」
・「低反発マットレスが合わないのなら、買い換えるべき?」
といった悩みや不安をお持ちの方が多く見受けられます。
そこで今回は、低反発マットレスが身体に合わない原因やその対処法、買い替えるべきポイントや状況に応じたオススメのマットレスについてまとめてみました。
せっかく低反発マットレスを購入したのに身体に合っていない、なぜ熟睡できないんだろうとお悩みの方には是非ご覧になって頂き、ご活用いただければと思います。
低反発マットレスが合わない5つの原因とそれぞれの対処法!注意すべき点は?
本来ならば身体を回復させるはずの低反発マットレスも、身体に合っていないとなると、様々なストレスの元にもなり、身体の疲れだけでなく、精神的にも充実しません。
そういった状況の中で、どのような対策を取るかについては、原因についても考えなければなりません。
低反発マットレスが合わない5つの原因とその対処法をご紹介していきたいと思います。
低反発マットレスが合わない原因1.買ったばかりでまだ慣れていない
マットレスは、購入して最初のうちは慣れない方のほうが多いようです。
ふわふわとした柔らかさにまだ慣れておらず、夜中に何度も目が覚めるため、「この低反発マットレスは私に合っていないのかも・・・」と不安に思うかも知れません。
しかし、寝心地の違和感や寝付きの悪さは数日~数週間で慣れることの方が多く、一旦慣れてしまうと他のマットレスではもう寝られない、といったケースも少なくありません。
もし、まだ購入したばかりという事であれば、1ヶ月程度は様子を見てみるのが良いかも知れません。
低反発マットレスが合わない原因2.マットレスが柔らか過ぎて寝返りが打ちにくい
柔らか過ぎる低反発マットレスの場合、身体の沈み込みが大きくなるため、自然な寝返りが非常に打ちにくくなります。
そのため、寝返りに余分なエネルギーを消費してしまい、朝起きたときに体がだるい、重い、といった疲労感が残ります。
応急的な対処法としては、
・バスタオルなどを沈み込みの大きい所に敷く
・ベニア板(コンパネ)や段ボールをマットレスの上に敷き、その上から敷き布団を敷く
といった方法が、余計な沈み込みを抑えるのに有効です。
ただし、根本的な対策としては、お使いの低反発マットレスの上に固めのベッドパッドを重ねるか、買い替える方が良いかも知れません。
低反発マットレスが合わない原因3.腰痛の方には向いていない
低反発マットレスは、基本的には腰痛持ちの方にはおすすめできません。
低反発素材は全体的に柔らかく、どうしても腰付近が沈み込んでしまうため、腰痛を悪化させてしまうことがあります。
もし、低反発マットレスが腰痛を悪化させている場合には、
・腰痛ストレッチ
・膝の下にクッションを置く
・抱き枕や腰枕を使う
などの腰痛予防の対策を取ることが大切になります。
低反発マットレスが合わない原因4.寝返りをほとんど打っていない
低反発マットレスは、柔らかい素材が身体にフィットするため、余計な寝返りの回数が少なくなります。
寝返りの回数が減ること自体は一概に悪いことではなく、体圧がきちんと分散されていれば、問題とはなりません。
しかし、寝相が良すぎる等の理由で、極端に寝返りを打てない状態があると、血行不良を起こし、肩がこる、体が痛いなどの症状を引き起こす原因となります。
・寝返りできる広さを確保する
・締め付けのないゆったりとした服装に着替える
・寝る30分前はスマホを見ない
などの方法が寝返り不足の解消に良いとされています。
低反発マットレスが合わない原因5.働き過ぎや転職など生活環境の変化でストレスが溜まっている
働き過ぎや転職、引越などによる生活環境の変化、職場の人間関係などに悩んでいる、ということは無いでしょうか?
こういった場合もマットレスが合わないと感じる原因となります。
生活環境によるストレスが溜まってきている状態では、身体の緊張状態が解けず、熟睡出来ずに翌朝の疲労感や体が痛い、といった症状を引き起こします。
ストレス解消法は人それぞれ異なりますが、まずはリラックス出来る環境を作ることが大切です。
例えば、寝る1時間ほど前を目安に、38~40度のお湯にゆっくりと浸かることで副交感神経が優位となり、リラックスした状態で眠ることが出来るようになります。
少しずつ生活改善することで、低反発マットレスに限らず、お使いの寝具で快適に熟睡出来るようになるかも知れません。
低反発マットレスで体が痛い、肩こり、腰痛がある場合の注意点!
低反発マットレスが体の痛みや肩こり、腰痛の原因となる一方で、場合によっては病気が原因でこういった症状を感じるという点にも注意が必要です。
胃炎、胃潰瘍、狭心症、心筋梗塞など、いつの間にか内科的な病を患っていた、という可能性もあります。
また、手足のしびれや感覚の障害が出てきた場合には、頸椎症、頸椎ヘルニア、腰椎ヘルニアなども考えられます。
もし、寝具環境や生活習慣を改善しても症状が収まらないという場合には、内科・整形外科などの医師に相談してみることをおすすめします。
低反発マットレスが合わない場合は買い替えるべき?
さて、低反発マットレスが合わない原因と対処法についてはお伝えした通りですが、このまま使い続けるべきか?買い替えるべきか?についてはやはり悩むところです。
そこで状況別に買い替えた方が良いケースと、使い続けて様子を見た方が良いケースに分けて紹介させて頂きます。
今すぐにマットレスを買い替えた方が良いケース!
せっかく購入した低反発マットレス、すぐに買い替えるのは気が引けるかも知れません。
しかし以下の様な状況であれば、すぐにとは言いませんが、出来るだけ早めに買い替える事をオススメします。
・朝起きて手足にしびれを感じる時がある
・毎朝起きるのがつらい
・朝起きると常に腰痛や肩こりを感じる
・購入したマットレスが既に使用して3年以上経過している
・寝ていない時にも目に見えてマットレスの大部分がへたっている
状況にもよりますが、もし買い替えを検討するのであれば、腰痛の方は高反発マットレスに買い替える事をオススメします。
単純にへたりや経年劣化が原因であれば、丈夫である程度評価が高い低反発マットレスを検討してみてはいかがでしょうか。
取り敢えず使い続けるのがオススメなケース!
逆に”まだ買い替えるのはやい!”と言うケースも併せてご紹介させて頂きます。
以下に当てはまる様なら、しばらくタオルを引いてみるなど、一時的な対処法を検討してみて下さい。
・低反発マットレスを購入してまだそれほど経っていない
・最近職場環境や生活環境が変わった所
・体が痛かったりしびれたリする原因が寝具以外にも考えられる
・寝具を買い替える経済的な余裕がない
・一時的に敷布団で寝てみると症状が改善する
低反発マットレスが合わないと感じた場合、まずは一時的に敷布団を敷いて寝てみて、症状の経過を見てみる事をオススメします。
また、当サイトで紹介している様な”タオルを敷いてみる”などの対処法も併せて試して頂くと、合わないと感じる原因や買い替えた方が良いか?が明確になってくるかと思います。
安価なものではないので、すぐに買い替えるのはオススメしませんが、安物の低反発マットレスから評価が高い高反発マットレスに買い替えた結果、”驚く程症状が改善した”と言うケースも沢山あるので、この機会に真剣に今後のご自身の寝具について検討してみて下さいね。