どれだけ性能の良い高反発マットレスでも、すぐにへたってしまうようでは意味がありません。
とはいえ、へたってしまったマットレスをすぐに買い換えるわけにもいかない、という方も多いのではないでしょうか?
ネット上を調査してみても、
・「高反発マットレスの寿命や耐用年数って平均でどれくらい?」
・「高反発マットレスのへたりや凹みを復活させるにはとうしたらいいの?」
・「どんなお手入れすれば長持ちするの?」
・「高反発マットレスの買い替え時はいつ?」
等、高反発マットレスをご使用の方の中には、上記のような疑問をお持ちの方も多いようです。
そこで今回は、上記の疑問について様々な情報を調査し、まとめました。
もし、今お使いの高反発マットレスの寝心地が変わってきたり、「最近寝心地がよくないなぁ~」と感じている様なら、是非参考にしてくださいね。
高反発マットレスの寿命や耐用年数の平均は?
まずは気になるのが、「高反発マットレスってどのくらい長持ちするの?」ということだと思います。
耐久性が高いと言われる高反発マットレスですが、実際のところ、どのくらいの年数使えるものなのでしょうか?
高反発マットレスの寿命や耐用年数について解説したいと思います。
高反発マットレスの寿命はどれくらい?
高反発マットレスは、反発力が高く、へこみにくいという特徴を持つため、一般的には、低反発マットレスに比べて寿命が長いと言われています。
低反発マットレスの寿命が平均で2~3年程度であるのに対し、高反発マットレスの寿命は、約5~6年とされています。
もちろん、使用する方の体格や体重、お手入れの頻度など、使用環境によって大きく差が出るため、あくまでも目安ですが、平均的な寿命や使用年数を知っておくことで、不具合を感じた際に思い切って新しいマットレスに買い換えるきっかけになるかも知れません。
安価品では半年~1年でへたってしまう商品も!?
高反発マットレスといっても、最近では1万円以下で購入できる安いものもあります。
ただし、購入者のレビュー等を見てみると、半年~1年でヘタって使いものにならなくなった、という声も多く、安い高反発マットレスは素材自体の耐久性に期待できるものはあまりない、というのが現状です。
人気の高反発マットレス、モットンの寿命はどれぐらい?
では、その”モットン”の寿命はどのくらいなのでしょうか?
モットンは高反発マットレスの中でも腰痛対策として特に人気の高いマットレスですが、お手入れや使用環境に注意していれば、8~10年程度は使えると言われています。
マットレスを購入する際には、素材自体の硬さのほか、通気性や衛生面への配慮が耐久性を高める要素となっているため、「硬さ」のみに捕われてしまわない様、注意しておきたいところです。
高反発マットレスのへたりは復活(再生)する?お手入れの方法は?
耐久性が高いと言われる高反発マットレスも、お手入れの具合や使用環境によっては、5年も経たずにへたってしまうこともあります。
そのようなへたってしまったマットレスを、なんとか元に戻す方法はないのでしょうか。
また、できるだけ長持ちさせるには、どうすればいいのでしょうか?
高反発マットレスのへたりは治るの?
結論から言うと、へたってしまった高反発マットレスは、何をやっても復活(再生)させることは出来ません。
布団のように天日干しをすることでふかふかとした寝心地を復活させるというわけにはいかず、残念ながら、一度へたってしまったマットレスは、新しく買い換えるか、そのまま使い続ける以外に無い、というのが現実です。
高反発マットレスの寿命を長持ちさせるお手入れ方法はどんなのがある?
では、マットレスを出来るだけ長持ちさせるためには、どのようなお手入れをすれば良いのでしょうか?
へたりを少なく、寿命を伸ばすための3つの方法をご紹介したいと思います。
1、定期的にマットレスの向きを変える
最も効果的なのが、高反発マットレスの上下、裏表を定期的にローテーションさせる方法です。
高反発マットレスは、同じ向きで使用し続けると、同じところに体重がかかり、その場所がヘコみ易くなっていきます。
2週間に1回を目安に、上下(頭の方と足の方)、裏と表をひっくり返して使用することで、凹みや素材の劣化を予防し、寝心地や反発力を維持したまま、寿命を長持ちさせることが出来ます。
2、日陰で干す
こもった湿気は、乾燥させる必要があります。
ただし、日光の紫外線で変質しやすいウレタン素材は天日干しが出来ません。
週に1度を目安に、風通しの良い日陰に干して乾燥させることも、長持ちさせるために必要なメンテナンスです。
3、除湿シートや敷きパッドを用意する
ウレタン素材で出来た高反発マットレスの場合、その性質上、体温が逃げにくく、また、汗や湿気が乾きにくいため、使用する環境によっては、カビやダニの原因となりやすいことがあります。
これを防ぐために、マットレスの上に敷くベッドパッドや、マットレスの下に敷く除湿シートなどを使用することで、ウレタンの余計な劣化を防ぎ、耐久性を高めるだけでなく、衛生面においても清潔を保つことが出来ます。
ただし、最近では、耐久性だけでなく衛生面にも配慮し、通気性に優れた製品も出てきていますので、マットレス選びの際にはチェックしておきたいポイントです。
このように、ほんの少しの手間をかけるだけでも、マットレスの寿命は各段に差が出てきますので、良いものを長く使いたいという事であれば、メンテナンスにも気を配っていきたいところです。
高反発マットレスのへたりと買い替え時期の目安まとめ!
さて、ここまで、高反発マットレスの寿命や耐用年数についてお伝えしてきましたが、どんなにお手入れしていてもいつかは寿命がやってきます。
平均的な寿命の長さはあくまでも目安であり、実際には、今お使いの高反発マットレスが買い換え時であるかどうかは判断しにくいものです。
へたってしまった高反発マットレスを使い続けたらどうなるの?
へたったマットレスは厚みが均一ではなくなります。
部分的にへこんだマットレスを使い続けると、身体の圧力を均一に逃がすことが出来ず、腰痛や肩こり、首の痛みを引き起こす原因にも繋がります。
また、本来、体の疲れを取るための道具であるはずが、逆に寝れば寝るほど疲労を蓄積させ、健康にも影響を与えかねません。
そのため、へたってしまったマットレスは、思い切って新しく買い換えてしまうか、マットレスの上に重ねて使えるトッパータイプ(オーバーレイ)のマットレスを用意するのがベストな選択肢と言えます。
買い換えの目安となるサインは?
では、実際に使用する上で、高反発マットレスがどのような状態であれば、買い換えるべきなのでしょうか?
その目安となるのは、以下の通りです。
1、目で見てわかるようなヘコミがある
マットレスに、身体の形がわかるようなヘコミが目で見てわかる場合は買い替え時だと言えます。
特に肩や腰の辺りは最も凹みやすく、高反発の性能を失っていると言える証拠です。
中央部分が凹んだマットレスは、寝ている時の自然な姿勢を取ることが出来ず、腰や肩への負担が大きくなります。
2、身体の痛みや、起きたときの疲労感が残る
マットレスは毎日使うものだからこそ、小さな変化が起きていたとしても、なかなか気づく事が出来ません。
目で見えるようなへたりや凹みがない場合でも、朝起きたときに身体の痛みを感じたり、疲労が取れていないなど、お使いのマットレスで寝ることによって身体の不調を感じるようになった場合も、本来のマットレスの役割を果たせているとは言えません。
マットレスは、使おうと思えばいつまでも使えてしまうだけに、買い替えるきっかけがなかなか見つからない、という方も多いかと思います。
ですが、性能を失ったマットレスを使い続けることにメリットがあるとは言えません。
もし、今お使いの高反発マットレスが上記にあてはまるような場合には、思い切って新しいマットレスへの買い換えを検討してみてはいかがでしょうか?
今回は、高反発マットレスを長持ちさせるコツや、買い換え時期の目安についてご紹介させて頂きましたが、実際には”寝心地が悪い”と感じた時が買い替え時とも言えます。
紹介させて頂いた”長持ちさせるコツ”など既に試されている様でしたら、この記事を読まれた事をきっかけに、マットレスの買い替えも真剣に検討してみてはいかがでしょうか。
寿命や耐用年数に関して気になりだしたのも、身体が不調の信号を出しているのかもしれませんよ。